株取引で必須の3つのポイント

「株はここを抑えていたら大丈夫!」

と、あなたが思っている株取引のポイントはありますか?

もし、「あるよ。」という方には、続いての質問です。

「そのポイントは暴落時であっても、ここを抑えていたら大丈夫!」というポイントでしょうか?

さて、いかがでしょう?

多くの市場参加者は、きちんとした知識やスキルを持つこともなく、ニュースや雑誌の記事を参考に、その時々全く異なる理由で株取引を繰り返しています。毎回取引の根拠が異なるので、当然のことながら、うまくいっても再現できず、失敗した時は問題点が何かをきちんと分析することもできません。また、常に「これで本当にいいのだろうか?」という不安を抱えることになってしまいます。

株取引に必要なポイントの全体像が頭の中にあれば、自身にとって今何が必要なのか、どこに問題があるのかを明確にすることができます。しかしながら、世の中に氾濫している株にまつわる教材や情報には、必要なポイントをきちんと整理してまとめているものは、ほとんどありません。

今回は、あなたにはこの大切なポイントを、しっかりと理解してもらいたいと思います。

このポイントを知らないことで、損失を重ね続ける人がどれほど多いことか分かりません。

多少長文になりますが、あなたが株取引を行う上で、とても大切なポイントですので、最後まで
ぜひお付き合いください。

それでは、いきなりですが最初に結論から言いますと、
株取引に必要なポイントは以下の3つです。

・売買ルールを守る
・資金を正しく管理して、リスクを抑え、利益を伸ばすこと
・メンタルをコントロールし、ルールを繰り返すこと

実際に株取引で利益を出しているプロのトレーダーが共通して焦点を当てていることは、
本当にこのたった3つだけです。そして、これは暴落時でも変わりません。

この3つのことをマスターすることで、株取引で継続的な利益が見込めるようになります。逆に言うと、
あなたの取引が損失を積み重ねているのであれば、この3つのどこかに問題があると言えるでしょう。

「指標はどれがよいのか?」
「銘柄は何がよいのか?」

と問うのは、この3つの土台が理解できた上で、初めて意味を持つ可能性があるものです。

株雑誌などでは、とにかく『この指標で月収1千万を突破!』、『この銘柄が今熱い!』といった特集が
多いので、あなたも、いわゆる究極の指標探しや、銘柄の裏情報などに興味があるかもしれません。

しかし、それらの情報に頼っても、うまく行かないのには理由があります。

それらの理由を理解し、あなたがなぜ株で負け続けているのかを明確にするためには、
上記の3つのポイントが大切になってきます。

指標は?銘柄は?という気持ちが出てくるかもしれませんが、今はぐっとこらえて読み進めてください。

また、この3つのポイントは、それぞれが独立して存在している訳ではないと言うことにも着目して読んでみて下さい。

それぞれの説明を読み進めていけば分かりますが、この3つの要素は、
それぞれが有機的に絡み合っています。3つで1つなのです。

それでは、なぜ上記の3つのポイントが大切なのか?

一つ一つについて、簡単にお話をしていきましょう。

まずは、大きな概念として、ポイントとなる3つとは何か?というお話をします。

大きな概念を捉えておけば、その後の細かい実践的な話をしたときに、すんなりと意味が分かります。

それでは、神経を集中して読み進めて行ってください。

では、まず

■売買ルールを守る

についてお話します。

そもそも売買ルールとは何か?ということなのですが、

あなたも初めて聞く言葉かもしれませんので、 改めて、詳しくお話をしたいと思います。

あなたは、

「自分には売買にルールなんてない」

と思っているかもしれませんね。

しかし、あなたは、既にルールを持っています。

気付いていないだけで、売買ルールを持っているのです。

「いや、そうは言っても持っていないものは持っていない」

そう思うかもしれませんが、実は持って、使っているのです。

なぜなら、ルールというのは、

「雑誌を読んで買いました」

というものでも、十分なルールと言えるからです。

「雑誌にお薦めと書かれていたので買いました」
「天気が良かったから買いました」
「飼い犬に手を噛まれたから買いました」
「株価の動きをみてたら、なんとなく上がりそうだったので買いました」

大きな解釈の中では、これもルールなのです。

では、これらのルールで良いのかというと、それは別の話です。

「雑誌にお薦めと書かれていたので」
「天気が良かったから」
「飼い犬に手を噛まれたから」

これらのルールは「利益の出せるルール」ではありません。

これらの「なんとなく」で出来ているルールの問題は、

・そのルールが期待値がプラスではないので、最終的に利益を出すことが出来ないということ。

・売買ルールが一定ではなく、トレードごとにバラバラなので結果が安定しないこと。
また、バラバラなので、どこを修正すれば成績が向上するのかわからないこと。

この2点が問題なのです。

そして、

私がトレード界の現状を見ると、9割以上の投資家やトレーダーは、
このように期待値がマイナスのルールを繰り返している状態のように思えてなりません。

だから、大切な資産は減っていく一方なのです。

あなたはいかがですか?

私が、3つのポイントで言っている「売買ルールを守る」
というのは、

期待値がプラスのルールを作って、あとは繰り返す
ということに他なりません。

大事なのでもう一度いいます。

売買ルールを守るとは、

期待値プラスのルールを繰り返すという意味です。

ここで、「期待値」という言葉を聞いたことがない方もいると思いますので、簡単に説明をすると、

例えば、100回トレードしたら、何回利益を出したかは無関係で、
トータルで利益が出ていれば期待値プラス、損をしていれば期待値はマイナスというものです。

つまり、複数回のトレードの、利益も損失も合計した時に
トータルでプラスが出ているのか、マイナスなのかということです。

トータルでプラスが出ているのならば、期待値がプラスということです。

このように期待値がプラスのルールを作って、それを繰り返せば単純に口座残高は殖え続けていくというお話です。

単純なことです。

では、その期待値プラスのルールを作るために、何をどうすれば良いのか?

おそらくあなたも、そこが一番聞きたいのではないでしょうか?

期待値プラスのルールを作る第一歩は

いつエントリーし、いつ手仕舞いするのかを一貫させることです。

つまり、
株価が○○という状態になったら買い
それが○○という状態になったら売る

あるいは

あるサインが出たら買い
あるサインが出たら売り

という買いや売りという行為に一貫性を持たせて繰り返すことから始めるのです。

一つの売買ルールの例をあげてみましょう。

一つの例ですので、これを使えばいいという話ではありませんのでご注意くださいね。

例えばエントリーのルールは

前日ストップ高した銘柄が、前日終値を越えたら成行で買いエントリーする

手仕舞い(利益確定or損切り)のルールは

5%株価が上昇したら利益確定
-3%株価が下落したら損切り
1週間保有して、どちらにも該当しなかった場合は、
決済して手仕舞い

以上のようなルールで売買を繰り返すと決めたとします。

くれぐれも言っておきますが、仮のお話です。

このエントリーと、手仕舞いの売買ルールを繰り返したとして、
20回ルール通りのトレードした時に、元金が10%殖えていたとします。

つまり100万円でトレードをスタートしたら、
110万円になったということです。

このようになったら、このルールは期待値プラス10%のルールだということになります。
(少なくとも、現時点の売買においては)

このルール作りで重要なのは、
エントリーと手仕舞いに一貫性を持たせるということです。

エントリーのルールが

前日ストップ高した銘柄が、前日終値を越えたら成行で買いエントリーする

となっているのであれば、ルール通りの値動きをしたものは容赦なく買うのです。

何かの指標をつかって、買うと決めたのであれば、
そのサインが出たら買うのです。

これをまずは一定させます。するとエントリーのタイミングが一定になりますよね。

さて、エントリーし、実際に保有した後はどうするのか?

当然株価が動きますね。

株価は騰がるかもしれないし、下がるかもしれません。

でも、さきほどの場合であれば 最初から利益確定は5%で、損切りは-3%だと決めていますから、

「5%以上、騰がりそうだな」 と思っても、5%で利益確定します。

「-3%から、エントリーした株価までは回復しそうだ」
と思ったとしても、-3%で損切りをしなければいけない。

なぜなら、それがルールだからです。

期待値がプラスの10%だとわかっているのですから、
ルールを守れば利益を出すことができるのです。

そして、利益よりももっと大切なことがあります。

それは、
「作ったルールを、一定期間守る」
ということです。

これを厳密に守らなければいけません。

要するにルール以外のことはしないということです。

なぜルール以外のことをしてはいけないのか?
ルールを守らなくてはいけないのか。

それは、ルールを守ると、何を改善すれば成績が向上するのかがわかるからです。

逆に、ルールが不安定だと、何をどう改善しなければよいのかを探ることができません。

ルールを守れば、再度期待値を高くするためのルール修正が可能になるのです。

さきほどの例でいえば、

手仕舞い(利益確定or損切り)のルールは

5%株価が上昇したら利益確定
-3%株価が下落したら損切り
1週間保有して、どちらにも該当しなかった場合は、
決済して手仕舞い

でしたよね。

しかし、実際やってみて、後で売買の記録をみて検証したところ
「どうやら6%で利益確定した方が期待値があがりそうだな」
と思えば、ポイントを修正していけばよいのです。

当たり前の話ですが、より良い、新しいルールを作るためには
大前提で古いルールがある必要があります。

古い、改善の余地があるルールが存在するからこそ、より良い
ものを作ることができるのです。

それに比べれば、1トレードごとに利益が出たか損したかといったような話は、
継続的に利益を出すためには、どうでも良い話です。

この考えを徹底してくださいね。

以上をまとめると

売買ルールを守るとは、

一貫したエントリーと、一貫した手仕舞いの
ポイントを決めて、それをひたすら守るということです。

そのルールが期待値プラスであれば継続してルールを守る。

期待値が満足のいかないものだったとしても、修正すべきルールの幹を手に入れることが出来る。

そして、修正していくことで期待値が高まったルールに変わっていくということです。

以上がルールの説明になります。

では続いて、3つのポイントの2つ目

■資金管理

についてお話します。

資金管理とは、文字通り

あなたのトレード用の資金を、どうやって管理するかということです。

資金管理の目的、それは、

どのようなタイミングでも、最も効果的に資金を活用できるようにしておくこと

です。

この資金管理という要素は、継続的に利益を上げていくために、
無くてはならないものです。

資金管理が出来てない人というのは、
例え運よく莫大な利益を出したとしても、すぐにそれ以上の損失を出して、
市場から消えていきます。

レポートでも一つお話をしましたよね。

「勝率が99%でも借金地獄に陥るワナ」

これはまさに資金管理ができず、リスク管理が出来ていないからに他なりません。

長期に渡って相場で利益を出し続けようと思うのならば、
資金管理は必修科目と言えるでしょう。

資金管理ができていないと、極端な場合は1回のトレードで
膨大な損失を出して借金に陥るということもあり得ます。

そして、それ以上に利益を出すチャンスも逸してしまう場合も多々あります。

どのような時に、チャンスを逃すかという例をあげましょう。

大暴落の時は、数日に及んで株価が下落することがよくあります。

暴落の初日に
「これだけの暴落ならば、明日は反発するだろう」
と思い、あなたが持つ全トレード資金で、ある銘柄を買ったとします。

このときの買値は1000円でした。

しかし、暴落の嵐は、その次の日も止むことがありませんでした。

株価は一気に700円まで下落。

さらなる下落が続いたとき、全トレード資金を使い果たして
しまっているあなたは、なす術はありません。

見て祈るだけです。

そして、1週間後に暴落の嵐がおさまり、
株価は、買値よりも高い1300円まで上昇しました。

このとき、利益は一株当たり300円になります。

では、

もしトレード資金を2回に分散して投入していたとしたら、
どうでしょうか?

株価1000円の時に資金の半分を使って買い、
さらに700円の時に残り半分の資金で買ったとします。

すると、買値の平均は850円になります。

その後1300円まで株価は上昇。

ということは、

850円で買って1300円で売れたということになります。
一株あたり450円の利益。

つまり

全資金を一回で投入して
1000円で買って1300円で売れた時よりも
利益が大きくなるのです。

このように、資金をどう投入していくかを変えるだけでも
利益が変わってくるのです。

今の例で言えば、株価が買値よりも上昇したから
良いですが、もし買値よりも上昇しなかったら?

つまり、損したときはどうなるかも見てみましょう。

例えば

資金全部を一度に使って1000円の時に買いました。

暴落して、30%下がり、700円で推移。

その後も騰がる様子がないので損切り。

100%の資金を丸々使ってますから

一株当たり300円の損失。
全資金の30%が、市場に飲み込まれました。

では、最初に株価1000円のとき資金の半分しか
投入していなかったらどうなるでしょうか。

同じように、700円で損切りしたとすると

資金50%のうちの30%の下落ですから、
資金全体から見れば15%の損失でくい止められる
ということになります。

全資金1000万円だとすると30%減れば300万の損失。
全資金1000万円が15%減れば150万の損失。

その差150万円。

もし全資金が1億円であれば・・・

その差1500万円の違い。

この差は大きいと思いませんか?

この話は、いわゆるナンピンが良い、あるいは悪いという話ではありません。

どれだけ自分のトレードに、資金管理の概念を持ち込むべきかと言う話です。

ナンピンをする方が良いケースもあるでしょうし、そうでないケースもあります。

ただ、追加資金投入をした方が良い場合に、その資金がないというやり方をしているのは、
もったいないことです。

また、投入する資金量をコントロールすることによって、
損失を押さえられることも多々あるという事を学んで欲しいのです。

資金を投入すべき時に資金を入れ、資金を入れるべきでない時には資金投入を見送る。

そして、常に投入できる資金を残しておく、ということが必要です。

あなたがトレードをしている中で、全財産を注ぎ込んでも良いタイミングなど、
一生に一度もありません。

少なくとも、日々のトレードの中で、そのようなチャンスが、
頻繁に出てくることはありません。

トレード中は、頭に血が上って、ついつい多めの資金を投入して
しまいがちかも知れませんが、
「この時、このタイミングが人生最大のチャンスか?」
という自問自答をするくらいの余裕は持っていて下さい。

常に投入できる資金を手元に残しておく、ということは、
保有している時のメンタルにも、極めて強い影響がある
ことも明らかですよね。

なす術のない状況での下落と、
「もう1回買えるチャンスが来ている」
と感じることのできる下落。

はた目には同じ株価ですが、あなたにとってはまるで
違う景色に見えるはずです。

このように、同じ株価でも、資金の入れ方によっては
損失も利益も全く別のものになるということです。

もし、「資金管理」という概念が、どうも腑に落ちないという方は、
理解できるまでは、少なくともこのワンポイントだけを守ってみては
いかがでしょうか?

それは、

全ての投資資金を投入しない。

全ての投資資金で株を売買しない。


ということです。

資金の70%くらいで利益が出せないのであれば、
全資金を使ったとしても、利益を出すことはできません。

ましてや、信用取引などのレバレッジを使うのは賢明ではありません。

レバレッジを使って、利益を増やすことは出来るかも知れませんが、
レバレッジを使うことによって、損失をリカバーしようとするのは
本当に危険な行為です。

「全ての資金を一度に入れない」
という決めごとは、非常に重要です。

何故、全ての資金を一度に投入してはいけないかというと、

先ほどから言っているとおり、感情のコントロールを失い、
冷静なトレードが出来なくなってしまいルールが守れなくなるからです。

他には、暴落の反発を狙えるのに、追加で投入する資金がないので、
チャンスを逃すことにもなってしまう。

急な下落で資金のほとんどを一度に失ってしまう。

資金不足により、売買ルールを守りたくても守れなくなってしまう。

などなど、長期的に見ると、良いことが無いからです。

全資金を投入すると、結果は良くならないということです。

全資金を投入しないということだけでも、はじめは守ってみてはいかがでしょうか?

メンタルも安定し、成績が向上することを実感できるはずですから。

以上、資金管理とは、

・銘柄を分散させる
・資金投入タイミングを分散させる
・売買サインの強弱によって、投入資金に変化を持たせる

などと言った簡単な話から始まり、

・ライブドアショックなどの暴落時は、どうやってお金を管理するのか?
・いつ大きな資金を投入するのか、また、いつ投入するべきではないのか?

など、少々高度な状況に派生してくるのです。

このように、資金管理とはあなたのトレード資金を、
どう使うと効果的な資金活用ができるのかという話なのです。

メンタルのコントロールをするためにも必須。
チャンスを増やし、損を減らすためにも必須。

ポイントは、全資金を一度に投入しないこと。

あなたには、即実行できることだと思います。

では3つ目のポイントの最後、

■メンタルコントロールをする

についてお話をします。

メンタルコントロールというと勘違いするかもしれませんが
俗に言われている、精神力を鍛錬しなさい、
というお話ではありません。

また、プラス思考になりなさいという話でもありません。

ここでまずお話したいのは、メンタルコントロールを何のためにするのかというお話です。

つまり、メンタルコントロールする目的です。

目的は、

「売買ルールを守るため」
「資金管理を徹底するため」

これに尽きます。

利益を出すために期待値プラスの売買ルールを作った。
もしそれが完成したのであれば、あとは売買ルールに従えば
良いのではないのか?

と思いますよね?

しかし、実際はそんなに単純なものではありません。

「本当にこのルールは機能しているのだろうか?」
「このルールには、実は大きな穴があるのではないだろうか?」
「毎日、他の銘柄を見ていると、もっと利益を出している人がいるはず。
私は、こんなものなのか?」

ルールが完成した後も、様々な感情が頭をよぎります。

日々生活している中で、感情が一回も動かない日はありませんよね?

その感情が、あなたに間違った行動を起こさせようとするのです。

だからこそ、売買ルールを徹底して守り、適切な資金管理を継続するためには、
自分の感情に焦点を当てて、それをコントロールする必要があります。

もう一度言います。

売買ルールの徹底と、適切な資金管理を継続するためには
感情をコントロールする必要があるのです。

感情をコントロールすることで、 売買ルールが保たれ、利益が出る。

感情をコントロールすることで、
適切な資金管理をすることができ、リスクを最小限にとどめながら
リターンを増やしていくことができるのです。

それでは、感情について、もう少し突っ込んでお話しします。

トレード中は、様々な感情が脳裏をかすめます。

人の行動の原点は感情です。
感情が動いて行動をします。
それが良い方向であれ、悪い方向であれ、感情が動くことによって、行動するものです。

トレード中の感情と言えば、具体的には、

期待、楽観、疑い、恐怖、退屈・・・

などが挙げられます。

単純に考えれば、期待値がプラスなのだと分かっているのだとしたら、
それを繰り返せばいいだけなのに、感情がそれを邪魔してきます。

こんなケースを体験したことはありませんか?

「このまま行けば、まずストップ高になる勢いだ!
ルールの利益確定は無視して、今日は持っていよう。」
(期待)

「ここまで落ちたからには、そろそろ反発して、せめて
自分の買値までは戻るだろう。」
(楽観)

「ルールではエントリーするタイミングだけど、売り板が厚い
から、少し様子を見よう」
(疑い)

「このまま持ち続けていたら、どこまで落ちてゆくか分からない。
ルールにはないけれど、損切りをして落ち着きたい。」
(恐怖)

「そろそろ今のルールにも飽きてきたな。
刺激が欲しいからルールを破ってみよう」
(退屈)

他にも、

「短期トレードのつもりで買ったら下落してしまった。
でも業績のいい会社みたいだから長期保有に変えよう」

などと、自分に言い訳をして保有をし続けてしまったこともあるかもしれません。

あなたにも経験があることでしょう。

感情は数限りなくあるので、上の例はごく一部ですが、
株式市場に携わっているのであれば、少なくとも一度は経験
するものです。

もちろん、上記のような感情は、私もたえず直面する感情です。

感情が湧きあがってしまうこと自体は、責める必要はありません。

また、感情を押さえ込もうとする必要もありません。

押さえ込むのではなく、コントロールすることが重要です。

コントロールして、実際にやってしまう行動を制御すればいいのです。

この感情のコントロールこそが、利益に直結している最も大切な要素です。

トレードで損をしている人の問題は、100%感情の問題であると言っても
過言ではないくらい重要です。

まとめると

メンタルコントロールとは

期待値プラスのルールを守り、
資金管理を徹底するために、
自分の感情をコントロールすることである。

ということです。

以上が、トレードで利益を重ねるための、3つのポイントです。

最初にも触れましたが、

「ルールを守ること」、「メンタルコントロールすること」
「資金を管理すること」は、独立して存在するのではなく、
それぞれが絡みあって存在しています。

今回は大きな概念として、この3つがあるということを理解しておいてください。

以上お話してきた3つのポイント

・売買ルールを守る
・資金管理をする
・メンタルコントロールをする

が出来るようになると、あなたは間違いなく利益を出せるようになります。

感覚としては、実感してもらわないと分からないかもしれませんが、
証券口座残高が殖えてゆくのが、普通のことになるのです。

普通にお金が殖えていきます。

この感覚をぜひ味わってほしいと思います。

■3つのポイントを更に詳しく・・・

さて、長文になりましたが、大きな概念として、ポイントとなる3つとは何か?
ということについて、解説をしてきました。

こういった概念を持つことは、今後のあなたの株取引にとって、とても大切です。

もし、まだ理解が浅いと感じるのであれば、このページを何度でも熟読されることをお勧めします。

また、株の学校ドットコムの各種講座、DVD教材、メールマガジンは全てこの3つのポイントをふまえて、より具体的な話をしています。

・売買ルールを守る
・資金管理をする
・メンタルコントロールをする

この3つのポイントをより具体的に学びたい人は、ぜひ講義にご参加ください。