【号外】過去9番目の下落幅となりました


本日(2024年7月25日)、日経平均株価が-1,285円と大幅に下落しました。

この下げ幅は2016年にブレグジット騒動(EUからのイギリス離脱)があった時以来となります。当時は日経平均株価も今より低く(14,952円)、下落率は約9%と大きな下落でしたが、今回の下落率は約3%と、そこまで大きな下落率ではありません。

今月9日の号外は「史上最高値更新」という勢いのある内容でお届けできたのですが、その後、7/11にピークを付けてから失速してしまい、下落が続いています。

アメリカ大統領選の集会でトランプ氏が銃撃されたり、一方的に続いていた円安に歯止めがかかりそうな状況になったり、大きな状況の変化もあり、株価が揺れ動いています。

そして、今後もまだまだ、上にも下にも大きく揺れ動きそうな状況のままです。

言えることは、相場が大きく荒れている今は、あまり積極的に動くというよりも、様子を観ながら慎重に立ち振る舞ってほしい、ということです。

この大きな乱高下の後には、必ずチャンスがやってきます。

もちろん、いま相場に乗り出してもロスカットをすれば損失を限定できます。ですが、荒れている時にあえて勝負せずとも、この後に来るであろう相場に備えておくほうが、長期的に見て利益は大きくなるはずです。

いまやってほしいのは、慎重になること。

いまやってはいけないのは、大きく下落したからこのまま反発するはずだと断定して勇み足で買い急いでしまうこと。

まずは、落ち着いて。そして、じっくりと次に来るチャンスを待ちましょう。

何となくですが、まだこの後もしばらく混乱が続きそうです。このまま下落する、もしくは一度反発してから下落する、という感じになるかもしれません。

するすると株価が回復して前回の高値を超えることもあり得なくはないですが、今の時点ではその可能性は低いと感じています。

大きな下落があり、動揺してしまっているかもしれませんが、こういうことはよくあることですし、今後もいくらでも起こりうることです。

焦らず、落ち着いて、今後に備えていきましょう。

窪田 剛