【号外】ブラックマンデー超え、日経平均史上最大の下落幅


本日(2024年8月5日)、日経平均株価が4,451円(下落率12.4%)下落しました。下落幅としては史上最大となり、1987年のブラックマンデー翌日に3,836円(同14.9%)下落したときの幅を大きく上回りました。

先週末8月2日にも大きく下落(2,216円:同5.8%)したのに引き続いての下落となったため、2営業日で6,667円下落したことになります。

東証プライム市場の売買高は41億株、売買代金8兆円(7兆9,675億円)と東証プライムになってから一番の売買代金となりました。

原因として大きいのは、日銀の利上げによる景気後退懸念と、アメリカの景気下振れ懸念による総悲観と考えられます。

日本だけが下落しているのではなく、アメリカ株も大きく下落しているため、ここから容易に反発して大きく上昇するシナリオはしばらくは難しくなったと判断したほうがよさそうです。

「年末には日経平均高値更新!45,000円!50,000円!」というようなことが起こればいいなと思っていましたが、このシナリオを見直すことになりそうです。

もちろん、短期的には反発はあるでしょうし、アメリカの大統領選をきっかけに反転することもあり得るし、日銀の政策によっても大きく動きが変わる可能性があります。

どちらにしてもいまやるべきは、

  • 「大荒れのマーケットで無理に売買をしない」
  • 「もしトレードをするとしても損切をする」
  • 「反発を取りに行くのであれば、売買ルールを守る」

ということを徹底してほしいです。

もし、いま損失を抱えてしまっているとしたら、一度ロスカットをして冷静になってください。損を取り戻そうとしてしまうと、こんな相場では損失を拡大してしまうリスクが大きいです。

くれぐれも、損を取り戻そうとしないこと。これを、私と約束して下さい。お願いします。

2024年に入り、新NISAもはじまり、いいペースで上昇してきましたが、休むべき大きな出来事となってしまいました。いまもし損をしてしまっているとしたらあまり考えられないかもしれませんが、一度冷静になってみましょう。

今後しばらくしたら、今年前半のような大きな上昇のチャンスがまた来ます。そのための下落だと考えればワクワクしてこないでしょうか。

私は、正直、ワクワクしています。この後どんな大きなチャンスがくるのだろうか、と。

いつかくるその日までしっかりと勉強して、大きな波をつかんでほしいと思います。その日は意外とすぐ来る気がします。

窪田 剛