2022年は75%の人がプラス 2023年の日本株は上昇より下落と考える人が多い


株の学校ドットコムでは、20代~70代の男女550人に「株式投資 2023年の展望」に関するアンケート調査を実施しました。

  • 2022年の株式投資の損益は75.1%の人がプラス
  • 2022年の株式投資に対するストレスが極めて大きい人は7.45%
  • 2023年の日本株に対しては、上昇よりも下落すると考える人のほうが多い

    2022年の株式投資の損益

    今回の調査では、まず2022年の株式投資の状況調査をしました。

    その結果、2022年の損益については、75.1%の人が損益はプラスという回答でした。なお、損益には含み益・含み損をふくむものとしています。

    損益額の内訳をみると、50万円未満の利益が251人(45.64%)と最多でした。続いて、50万円未満の損失が73人(13.22%)、50万円以上~100万円未満の利益が64人(11.64%)という結果でした。

    2022年の株式投資に対するストレス

    2022年の株式投資に対するストレス調査を実施しました。

    0(ストレスは全くない)から10(ストレスが極めて大きい)の間の数値でストレスの大きさを調査したところ、10(ストレスが極めて大きい)と回答した人は41人で全体の7.45%でした。

    7以上の数値で見ると、158人(29%)の人が比較的強くストレスを感じていたことになります。反対に「ストレスは全くない」と回答した人は66人で12%でした。

    また、ストレス調査で7以上と回答した人を対象に理由を聞いたところ以下のような回答がありました。

    ストレスを大きく感じることになった出来事や売買について教えてください。

    「ウクライナ紛争で株価が半減した。」  /  71歳女性

    「円安で海外案件がめちゃくちゃ」  /  54歳男性

    「アメリカの金利政策による利上げと株式市場の下落」  /  55歳男性

    「どんな銘柄も軒並み下落、こんなことは初めて」  /  71歳男性

    「為替が大きく動いたので、それに伴う値動きでのストレスは常に感じていました。」  /  70歳女性

    「今年は、浮き沈みが多かったです。」  /  46歳男性

    「毎日、投信の基準価格を割り込んでいくのはつらい」  /  71歳女性

    「証券会社の勧めで買ったIPOが大損」  /  71歳女性

    「株主優待などの企業による株主還元の見直しなどが多く、投資環境が難しかったため。」  /  43歳男性

    「売買について考えたときにプラスになるかマイナスになるか不安だったから。」 /  35歳女性

    2023年の日本株は?

    2023年の日本株に対する調査では、「上昇する」「大きく上昇する」と回答した人は115人で全体の20.91%だったのに対して、「下落する」「大きく下落する」と回答した人は139人で25.27%となりました。上昇すると考える人よりも下落すると考えている人の方が多いという結果になりました。

    年代別で見ると、20代は「上昇する」「大きく上昇する」と回答した割合が37.3%と他の年代よりも高く、反対に70代は12.4%と低い結果になりました。

    また、それぞれの回答に対する理由を聞いたところ以下のような回答がありました。

    「上昇する」「大きく上昇する」と回答した理由

    「最悪な時期は脱しつつあると感じるから」  /  29歳男性

    「外国に比べて底堅い動き  上がる要素多い」  /  48歳男性

    「割安感のある株は世界情勢で一時的に下がってもまた上がる」  /  65歳女性

    「インフレが収まり、米国が選挙前の年なので景気刺激策で上昇が期待できる。」  /  56歳男性

    「仕事量は確保されていて人材は不足しているので、収入は上昇すると感じる」  /  58歳女性

    「コロナもひと段落して、外国人がたくさん来日すれば必ず上昇すると思う」  /  69歳女性

    「円安による輸出関連株上昇と訪日客のインバウンド需要」  /  61歳男性

    「横這い」と回答した理由

    「ヨーロッパやアメリカに比べれば、成長見通しはプラスだが為替やインフレの影響は長引きそうだから。」  /  43歳男性

    「コロナによる経済の回復が、まだ時間がかかるように思う。外国に比べて遅れを取っているものの、観光需要が戻りつつあるので、横ばいかなと思います」  /  41歳女性

    「米国株に影響される形で上下動の繰り返しが続くと思うから。」  /  58歳男性

    「先送りされたとはいえ、増税の話もあり、前向きになり辛いから」  /  44歳女性

    「今後の世界的な景気によると思うが、ウクライナ戦争の行方によるから。」  /  78歳女性

    「下落する」「大きく下落する」と回答した理由

    「円安が続くし、エネルギーの海外依存が極めて大きいから。」  /  74歳男性

    「日銀の金利政策が変わりそうだから」  /  45歳男性

    「アメリカ経済および、中国経済減速の影響を受けるため」  /  57歳男性

    「経済構造が弱い上に、増税の影響が出る。」  /  63歳男性

    「エネルギー代が高いし円安が続くと思うから」  /  75歳女性

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