株の学校ドットコムの窪田です。
日経平均が二日続けて大きく下落しました。
02/05 592円安
02/06 1,071円安
日経平均は高値24,129円から2,500円近く下落し、21,610円となりました。
まずお伝えしたいのは
『落ち着いてくださいね』ということです。
アメリカの10年国債の金利が上昇したことにより株のリスクが上がり、
売られたということのようですが、日米ともに企業業績はよく、
直近あがりすぎていただけの反動と考えられます。
よって、すぐに反発することがまず考えられます。
また、これを書いている時点でダウ先物は反発しています。
といっても、昨日02/05の終値が24,345ドルで
その後23,500ドルまで下落し現在は24,027ドルとなっています。
終値から比べると下落していますが、これくらいであれば織り込み済みと考えられます。
また、現在のチャートの見立てですが、
本日02/06は、安値21,078円で、そこから500円以上反発して終わりました。
結果下ひげが出現し、一応底入れしたような足組となっています。
ですが、実際にNYがオープンし、さらに一段安した場合は、
それを受けて日本もさらに売られ、追証の処分売りなどで強制決済などが発生し、
軽くパニックになりさらに下落することも考えられます。
そしてこの可能性も十分に視野に入っています。
このような状況の中で考えると、現時点(02/06 18時現在)では、
『基本的には反発するだろうなぁと考えてはいますが、
さらに下落したらちょっとパニックになるかな?だから基本的には様子見しよう。』
というようなスタンスです。
もちろん、買いのチャンスとみることもできますし、
ザラ場(場中)見れる人で経験豊富で利益が出ている人であれば
積極的にトレードをしてもいいかもしれません。
ですが、もしそうでないなら、基本的には様子見をおすすめします。
もしポジションを持っているのであれば損切りをして、
一度フラットな状態にして冷静に判断ができる状態にすることが重要です。
こういった荒れた相場で一番大事なことは、とにかく『生き残ること』です。
利益をあげるのはそのあと。まずは生き残ること。
そのためにも、いま損切すべきポジションなのにしていない場合は、必ず損切をすること。
また、無理なエントリーはしないということを守ってください。
株価水準が高いため、下落幅は大きいですが、下落率はそこまで大きくありません。
また、上記理由により過度に心配することもありません。
ですが、何度も言うように、無理は禁物です。
たった一度の油断ですべてを失うこともあります。
相場があれているときは、じっくりと待つ。
そして、次のチャンスに備えることが重要です。
これができれば、私もそうですが、いつのまにか利益が積み重なっていきます。
逆にこれができないと、コツコツドカンといわれるように、
利益を吐き出してしまうだけでなく損失を重ねてしまうことになります。
いったん、落ち着いて、しっかりと客観的にマーケットを観察し、
できることから少しずつやっていきましょう。
大丈夫。いつだって儲けるチャンスはあります。
一緒にこの荒波を乗り切って、素晴らしい2018年になるように学んでいきましょう。
株の学校ドットコム
講師 窪田 剛
※本コラムは、株の学校ドットコム 無料講座受講者に配信したメールをもとにして掲載しております。
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