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現役プロトレーダー講師コラム 2021年5月13日
今はまだまだ買わないでください。

株の学校ドットコムの窪田です。

日本株が大きく下落しているので
それにともなうメッセージです。

最終的には、あなたの判断になりますが、
「今後どうしたら良いの?」
と迷う人が増えそうな場面ですので
資金管理(リスク管理)に対する
個人的な方針を書きました。

参考にして、あなたの行動に
活かしてください。


本日(2021年5月13日)
日経平均株価は27,448円と699.5円(-2.49%)下落しました。
先週末の高値29,658から約2,200円(-7.5%)程度の下落となります。

アメリカの株価もハイテク株を中心に下落しており、
また、ダウ平均株価も日足で見ると天井を付けており、
しばらくは上値の重い展開になりそうです。

コロナ禍後、株価は一貫して上昇してきました。

損切りなどしないほうが儲かる、
そんな相場が1年近く続いてきました。

ですので、これだけ下落すると
「さすがにそろそろ反発するだろう」
「いくらなんでも短期間で下げすぎ」

というように、逆張りで買いたくなってしまう水準です。

ですが、

損切りしなくていい相場、
上昇が続く相場など長くは続きません。

いつかは調整すると感じていましたが、
そして今がその時である気がしてなりません。

いままでこの半年近く、いい加減調整だろうと思いながらも
株価は上昇を続けていました。

その上昇に乗ってきましたが、
本日の下落をもってしばらくは様子見、
キャッシュポジションを厚くする時期だと判断しました。

もちろん、

逆張りのルールであれば短期的にリバウンドのチャンスにはなるでしょうし、
明日以降も大きく下落すれば、
反発からの買いのチャンスもあるかもしれません。

ですが、基本的には今はきちんと損切りをして現金を守り、
来るべき次のチャンスに備えるタイミングです。


もちろん、

反発して、高値を更新してくれば話は変わりますが、
こうなってしまうと、高値付近で買った人たちのポジションが
「しこり」となりなかなか上昇しずらくなってしまいます。

セルインメイ(5月に売れ)という相場格言もあるように、
この時期は決算もでそろい、今後しばらくはなかなか
「買う理由」が見つかりにくく
(新規に相場に資金が入ってきにくい)なってきます。


マーケットは常に、いきなり変化します。
今までよかったからといって、明日もよいとは限りません。

今日以降、しばらくの間マーケットは荒れてくる可能性があります。
しっかりとベルトを引き締めて、乱気流に備えてください。

なにも難しいことはありません。
「損切り」をして「新規の買い」をしなければいいだけです。


本日お伝えしたいのは

1.まだまだ下落の始まりであり、
  下落の終わりではないだろうということ。
2.いま買いポジションを持っているのであれば
  しっかりとルールに則って損切りをすること。
3.焦ってしっかりとしたルールもないのに
 「安くなったから」と安易に買わないこと。

この3つをしっかりと守ってほしいと思います。


「長く続いた上昇相場がまだ続くだろう!」とか、
「もうこれは下落の始まりだ!」と
断定してポジションを持つのではなく、
いったん相場と距離をとりましょう。

そして、

自分のルールを作る、磨く期間と考えて、
今後長く続く相場で、長期に渡り
利益を上げ続けていく準備をしてもらえたらと思います。

以上、最終的にはあなたの判断に
なりますが、私の指針も参考に、
トレードに活かしてください。

株の学校ドットコム
講師 窪田 剛

※本コラムは、株の学校ドットコム 無料講座受講者に配信したメールをもとにして掲載しております。



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