株の学校ドットコムの窪田です。
本日もまた日経平均が大きく続落しました。
前日比-1,050円、19,698円と心理的節目で
ある20,000円をあっさりと割り込んでしまいました。
また他の資産も大きく揺れています。
原油は49ドルから29ドルへ -41%
ドル円は105円から101.58円へ -3%
ビットコインは94万円から79万円へ -16%
こんな状況を受けて、あなたの気持ちも
かなり揺れてるかもしれません。
ですが、
相場においては、このような暴落は
よくあることなので、まずは落ち着ついてください。
このようなマーケットの混乱は
定期的に起こります。
バブル崩壊はほんの30年前
リーマンショックは12年前
それ以外の大きな暴落も年に1回くらいはあります。
そして、
その後は何もなかったかのように
平和な日々が訪れるということを繰り返して
きました。
ですから、よくあることなのだなという
気持ちを持つことで、安心してください。
そして、
実際の話しとしては、大きな混乱の後には
必ずチャンスがきます。
ですから、
しっかりと足場を固めて
来たるべきチャンスに備えてほしいと
考えています。
そのために、
今日もまた号外をお送りしますので
しっかり読んで、出来ることから
一つずつ取り組んでいってくださいね。
本日お伝えしたいことはたった一つです。
それは
「マーケットで生き残ることは
利益を出すことよりも大事だ」
ということです。
生き残ってさえいれば、その後、必ず来る
大きな波に乗ることができます。
資産バブル崩壊後には、ITバブルがありました。
リーマンショックを乗り切った後には、
アベノミクスがありました。
暴落が起こることは避けられませんが
暴落時にダメージを小さくして
その後のチャンスを活かすことは可能です。
そして、暴落の後には必ずチャンスが来ます。
いま、マーケット環境が大きく荒れており、
あなたは不安になっているかもしれません。
しかし、
こんなときほど冷静になって、
落ち着いて、これからのマーケットに
対応していってほしいと思います。
そして、
冷静になるためにも、先程も
お伝えした
「マーケットで生き残ることは
利益を出すことよりも大事だ」
ということを必ず覚えておいてください。
というのも、
マーケットは、今後もなくなりません。
そして、
コロナウイルスはしばらくは
まだ感染が拡大するかもしれませんが
それも一巡すれば、収束に向かうでしょう。
マーケットでは何事も起こりうる。
その事を胸に刻みながら、今から言うことを
しっかりと守ってください。
では、
具体的に、マーケットで生き残る
ためにはどうしたら良いのか?
それは、何度も言っていますが、
「資金管理」です。
つまり、
次に株を買ったり、空売りしたりする時に
あなたの資金の全体量から、どれくらいを
一度に投入するのかということです。
1%かもしれませんし
50%かもしれませんし、
100%全部かもしれませんし
レバレッジをかけて、全資金を投入して
さらに、2倍の資金を投入するということも
出来るのです。
これは、あなたがトレードにおいて、
自分で決めることが出来る数少ないことの
一つです。
株価は動かせません。
でも、あなたが投入する資金の量は
あなたがコントロールが可能。
ですから、コントロール可能な
資金の投入量を調整することが
非常に重要なことになるのです。
では、
資金管理がうまくいかないとどうなるのか?
まず、最悪なのは、100回のトレードで
99勝していても、たった1回の負けで
全てを失ってしまうことが大いにある
という事実です。
たとえば、
ここ5年で大きく資産を増やしてきた人も
多いことでしょう。
しかし、
その資金の増やし方が、レバレッジをガンガンに
効かせた無茶なトレードだったとしたら、
どうでしょうか?
当然、増えるスピードは自己資金だけで
行うよりも速くはなります。
ですが、
今回のような想定外の相場のときに、
1回の巨額な損失を出して全てを失ってしまう人が
非常に多いのです。
急激に資金を増やそうとして無理をした結果、
何かあったときに全てを失ってしまうことが
非常に多いのです。
まず、この事態を防ぐのが
資金管理なのです。
そして、退場することを防ぐだけで
ありません。
うまく資金管理を活用することで
大きく利益を伸ばすこともできます。
これが、資金管理の役割です。
では、具体的には、どのように資金管理を
すれば良いのかについて話をします。
すごくシンプルです。
それは、
「株を買うときに、おそらくあなたが
買おうと思っているであろう株数よりも、
遥かに少ない株数でトレードをする」
ということです。
もちろん、個人差があるので一概に言えませんし
後で具体的な数字を出すので、詳しくは
ここまま見ておいてください。
ただ、私の知る限り、多くの人が、1回の
トレードに対して、資金を投入しすぎです。
そのせいで、不必要なリスクを負いながら
トレードをしているのです。
そのせいで、毎日ビクビクしながら、株価を
見ているのではないでしょうか。
しかし、
非常に少ない資金の投入量でトレードをすることで、
もし、想定の株価と逆行してしまったとしても、
株数が少ないため小さな損失で済みます。
そして、少ない資金を投入しているだけですから、
こういった想定外の暴落のときでも、
すぐに撤退することもできる。
だからこそ、暴落後の反発など、次のチャンスに
備える事もできます。
また、万が一ロスカットができなかったとしても
株数を少なくしているので、追証にかかることも
ないし、損失も抑えられる。
この資金量の調整をしておらずに
全力投入の場合は、常に、株価と一緒に心が乱れます。
その結果、最終的に良い結果になることは非常に
少ないのです。
とはいえ、
「窪田さん、投入する株数が少なすぎると、
利益も少なくなってしまいませんか?」
と思うことでしょう。そして、私も以前は
同じ意見を持っていました。
しかし、
少なすぎるのはよくありませんが、
長い目で見れば一回あたりのポジションが小さいことにより
平常心でのトレードが可能になるのです。
そして、ロスカットも冷静に出来るのです。
ですから、トレード回数が多くなり、
最終的には残る利益が大きくなるのです。
これは、私の体験からとても強く感じることです。
では、具体的にどれくらい買えばいいのか?
それは
「どんなに多くても1銘柄あたり資金の20%未満」
が目安として持っておいて欲しいです。
最初のエントリーはこれくらいの資金量で
いいと思っています。
つまり、
300万円くらいだったら
最初のエントリーで買うのはどんなに多くても
60万円まで。
ただ、5%からスタートして15万円程度から
投入するのでも良いと考えています。
「え?そんなに少ないの?」
と思うかもしれませんが、
これくらい小さくていいのです。
ただし、現実問題としては、
15万円だと買えない銘柄も多くなってしまいますよね。
ですから、
現実的には、30万円から50万円くらいで
調整し、どんなに多くても60万円程度で調整すれば
いいと思います。
でも、別のケースとして、
あなたの資金が2,000万円を超えるようであれば
1回のエントリーで5%は100万円ですが、
100万円を超えるのは大きいかなという印象ですから
それを超えない程度が良いのではないかとも考えています。
もちろん、
エントリーする銘柄のボラティリティーや
直近の値動きやトレードのルールによって
変わってきますが
おそらくあなたが
「えっ、そんなに少くていいの?」
というくらいの資金量でトレードすることで
精神をまず安定させてトレードが可能になるのです。
「こんなに少くていいの?」と思える
ということは、失っても痛くない金額だと
いうことなのです。
人間は、「得る」よりも「失う」ことに
大きな感情の動きが現れます。
だから、
失うかもしれないと思う金額が、大きければ
すぐにあなたは冷静ではいられなくなり
ロスカットは出来ないし、ルールを守ることも
出来ないのです。
その結果、トレードでの損失が拡大して
最終的には退場することになる人が多い。
だからこそ、
逆に、資金管理のときに5%程度の
資金量に調整しておくことで、精神が安定し
ルールを守ることが出来る。
だから、
結果的に残る利益が大きくなっていくのです。
このようにして、
1銘柄あたり、どんなに多くても総資金の20%程度の
投入量に留める。現実としては5%程度からスタートする
方が良いでしょう。
含み益を担保に複数の銘柄では、
ポートフォリオ全体では、総資金の50%から60%に
なったり、さらに投入するケースもあります。
そうすることで、リスクを制限した前提を
持ちながら、トータルので利益を積みました
トレードにすることが出来るのです。
ですが、最初はそのイメージを持ってもらう
ことで、心理的にも安定して良いトレードが
出来るようになるのです。
ですから、今回の機会を受けて、
「資金管理」に対して、より強い関心を
持ってほしいと考えています。
銘柄よりも大事なのが資金管理。
売買タイミングよりも大事なのが資金管理です。
どんなことでも同じだと思いますが、
困難なときほど、何をするか、どう振る舞うかで
その後のパフォーマンスが変わってきます。
いま、もし大きな損失を抱えてしまっていても
決して諦めないでください。
必ずチャンスはきます。
いま、もし大きな損失がなく、
これから株を始めようとしている場合は
今後くるであろう大きなチャンスのために、
ぜひこんなときだからこそしっかりと
準備をしてください。
新型コロナウイルスによって
さまざまな問題があぶり出されて、
マーケットが暴落しています。
しかし、
さまざまな問題が解消した後、
健全なマーケットは戻ってくるはず。
その時に、大いに稼げるように
一緒にこの相場を乗り切って、
ともに学んでいきましょう。
それでは、
どうもありがとうございました。
株の学校ドットコム
講師 窪田 剛
※本コラムは、株の学校ドットコム 無料講座受講者に配信したメールをもとにして掲載しております。
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